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■分割ロード
アフターエフェクツ等を利用して非常に枚数の多い滑らかなアニメーションがたくさん入ったものを作る場合は、メモリを過剰に消費してしまいます。
この様な場合は、コマ単位でswfを作って外部から読み込む方法が有効です。
この方法はweb上で動作させるのには向いていません。ハードディスク上で動作させる場合のみに使用してください。
まずは普通に作ります。
低スペックマシンで動作させてみて、メモリ不足による動作の重さを感じるようになったら、外部読み込みさせるコマを選びます。
注意:1フレームのみで、2フレームにまたがっていないコマしか外部読み込みさせることはできません。
ライブラリの「コマアニメ」フォルダを開き、外部読み込みさせたいコマの名前を変更します。

例: k_047 という名前だったら、 k_047__ref にします。( _ を2つの後 ref )
このように名前を変更しておかないと後で非常に分かりにくくなります。
__ref を付けたコマを開きます。
リンケージで書き出しの必要な音のシンボルに関して、コマのチェック段階では、いつものようにこのコマで使用するものだけを書き出すようにします。
動作チェックが完了したら全ての音シンボルをリンケージで書き出さないようにして最終的なシーンプレビューをします。
(メインタイムラインで使用するBGMも書き出さないでください)
シーンプレビューを閉じます。
同一フォルダ内に、__refの付いたswfファイルが出来上がります。

このswfファイルを外部読み込みファイルとして利用します。
メインタイムラインの外部読み込みさせたいコマをクリックします。(〜__refというシンボル名になっています)

コマを並べる時にやったようにプロパティパネルの [入れ替え...] ボタンを押します。
シンボルの入れ替えダイアログで「_k_loader」を選択して入れ替えます。

灰色のベタ塗り長方形に替わります。
ふきだしマスクに名前を付けた要領で、このシンボル(インスタンス)に名前をつけます。

ko
という名前を付けて下さい。
同じフレームの「L&A」レイヤーにキーフレームを挿入し、

ko.loadMovie("〜__ref.swf");
というスクリプトを書いてください。
〜__ref.swf はシーンプレビューで作ったファイル名を入れます。
これで完了です。
パブリッシュすると、そのコマに来た時に外部読み込みが実行されます。
別のコマにもこれと同様の変更をしていきます。
外部読み込みのコマが多い場合は、全サウンドシンボルのリンケージをoffにしてシーンプレビューという作業を後でまとめて全ての「〜__ref」に対して行う方が良いです。
注意事項など
読み込む時にほんの一瞬何も表示しない時間がありますので、それが気にならないような箇所でのみ利用してください。
黒バックのコマの場合は、「v1」レイヤーに黒ベタを置き、「v2」レイヤーに「_k_loader」を置くようにしてください。
アニメ枚数が多いコマの場合は読み込み時間のことを考えて、jpeg90やjpeg95くらいの圧縮設定をしておいた方が良いです。
〜__ref.swf のファイルも同じフォルダに必要ですので忘れずに同梱してください。
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