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■「続き」ボタンの作り方
アニメーションなどの枚数が増えると1ファイルのサイズが大きくなりすぎます。
Flashでは画像をすべてメモリ上に展開するので、サイズが大きくなりすぎると動作が非常に重くなります。
これを解消するために長すぎる漫画は複数のファイルに分ける必要があります。
最後のコマに次のファイルへ進むボタンを付けると読者が便利になります。
ボタンに設定するアクションスクリプトは下記の通りです。
on(release){
_root.ContinueFilename = "filename.swf";
}
■オールflash化について
html を使わずに、flashプロジェクタ(exeファイル)でまとめたい場合の作り方を解説します。
・構成
起動用の exe ファイル
メニュー用の swf ファイル
HC_base7.swf
マンガの swf ファイル1
マンガの swf ファイル2
マンガの swf ファイル3
:
:
・概要
起動用の exe ファイルから loadMovieNum で _level1 にメニュー用 swf ファイルをロード。
メニュー用 swf から loadMovieNum で _level1 に各マンガの swf をロード。(自分自身の上書き)
マンガの swf の EXIT ボタンが押されると loadMovieNum で _level1 にメニュー用の swf をロード。(自分自身の上書き)
・作り方
起動用が、start.exe
メニュー用が、menu.swf
マンガ用が、manga1.swf
だった場合を例に説明します。
start.exe の作り方
sample フォルダに、start.fla が入っています。これを改造して使うと簡単です。
パブリッシュして、start.exe を作ります。
menu.swf の作り方
sample フォルダに、menu.fla が入っています。これを改造して使うと簡単です。
menu でも F1キーやゼロキーの機能が働くようになっています。
ただし、ボタンのオーバーやダウンに音をつける時は、アクションスクリプトで _root.Sound_obj を使うようにしてください。
例:
_root.Sound_obj.attachSound("ButtonOver00.wav");
_root.Sound_obj.start();
manga1.swf の作り方
templet_1.fla から作るファイルです。
3フレーム目の「EXITボタンの設定」は何も指定しないようにします。
■コマ枠をFlashで描く
コマ枠をFlashで描くとウィンドウ処理の演出が出来ます。
マスク処理を利用して表示範囲を設定し、その表示範囲に黒枠を付ける作り方です。
コマの絵のレイヤーの上に新たにレイヤーを追加します。
そのレイヤーに矩形ツール(塗りのみ設定)でコマよりも一回り小さい領域を作ります。(マスク用です)
マスク用のレイヤーの上に新たにレイヤーを追加します。(枠用です)
マスク用のレイヤーに作った領域の縁にインクボトルツールでエッジを作ります。(太さ 2 にします)
作ったエッジを選択ツールでダブルクリックします。
Ctrl+X で切り取ります。
枠用レイヤーを選択し、Shift+Ctrl+V でエッジを貼り付けます。
マスク用のレイヤーをマスクにします。
マスク下の絵を120%〜100%に変化させる等を行うことでウィンドウ処理の演出が可能になります。
(ライブラリの「効果」→「枠とマスク設置用」を分解して利用すると便利です)
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