[ その他 ] > [ 音のゆらぎ ]


■音のゆらぎ

ループアニメーションに効果音を入れている場合、同じ音の繰り返しなので機械的な違和感のある音に聞こえてしまうことがあります。
ライブラリの効果フォルダ内の「SoundMCゆらぎ」を使用すると毎回少し違った音が出るので自然な感じに聞こえます。

ループアニメーション用のムービークリップの例

アニメーション用のレイヤー、サウンドを置くレイヤー、SoundMCゆらぎ を置くレイヤーの3つに分けています。
SoundMCゆらぎ を置く座標はアニメーションの絵からハミ出ていなければどこでも良いです。
(「SoundMCYuragi」という赤い文字はムービー再生時には消えています)

この SoundMCゆらぎ は置くだけで機能しますが、いくつかのオプションを指定することもできます。
オプションは、設置した SoundMCゆらぎ をクリックして、onClipEvent(load){}内でパラメータを指定します。
onClipEvent(load){
 kti=5.0;
 fti=3.0;
}
例えば、上記のように指定すると、アニメーション開始から5秒後に3秒かけて音が消えるようになります。



・SoundMCゆらぎ のオプションの種類
kti 継続時間(秒数)
fti フェードアウト時間(秒数)
cycle 何ループに1回鳴らすか(cycle=2; と指定すると2ループに1回鳴ります)
bvol 基準音量(bvol=50; と指定すると半分の音量になります)
flat flat=1; と指定すると、音のゆらぎがなくなります
flat=2; と指定すると、音のゆらぎが滑らかなモードになります
conti conti=1; と指定すると、次のコマでも表示があれば鳴り続けます



音声のループには、VoiceMCゆらぎ を使用します。

・VoiceMCゆらぎ オプションの種類
kti 継続時間(秒数)
fti フェードアウト時間(秒数)
cycle 何ループに1回鳴らすか(cycle=2; と指定すると2ループに1回鳴ります)
bvol 基準音量(bvol=50; と指定すると半分の音量になります)
flat flat=1; と指定すると、音のゆらぎがなくなります
conti conti=1; と指定すると、次のコマでも表示があれば鳴り続けます
vch 音声チャンネル選択機能を使っている時は vch=1〜3 でチャンネル指定をします。
(vch=2; ならば、音声チャンネル2を使用します)




VoiceMCゆらぎ の使用例:
テキストツールで、「vloop_0」と描きます。
それをムービークリップ化します。
(修正→シンボルに変換。名前は任意ですが、とりあえず「vloop_0」に)
ムービークリップ化した「vloop_0」をダブルクリックして編集します。
レイヤーを3つ追加します。「act」、「vmc」、「voice」と名前をつけます。
全レイヤーを2フレーム分の長さにします。
「act」の1フレーム目にアクションスクリプト
_visible=false;
「act」の2フレーム目にキーフレームを作り、アクションスクリプト
stop();
「vmc」に VoiceMCゆらぎ を置きます。インスタンス名も「vmc」と付けてください。
「voice」の2フレーム目にキーフレームを作り、ボイスを割り当てます。
(同期:イベント、ループ)

ライブラリパネルでこのムービークリップを「コマアニメ」フォルダに入れます。(専用フォルダを作っても良いです)

ここで作った「vloop_0」の開始を任意の時間だけ遅らせることもできます。
専用のセリフの後に続けて使いまわしのセリフをループさせる場合に便利です。
(到達フレームに設置しておく方法もありますが、処理落ちした場合にズレます)
「vloop_0」のムービークリップアクションとして、例えば、
onClipEvent(load){
 delay=5.0;
}
と書くと、5秒間は1フレーム目にとどまり、その後、2フレーム目を実行するようになります。
このアクションを書くのは「vloop_0」のムービークリップの編集に入ってからではなく選択状態の時ですので、「vloop_0」は他のコマでもdelayの値を変えて使いまわすことができます。
また、子ムービークリップ内のオプション設定も親からできます。
onClipEvent(load){
 delay=5.0;
 vmc.conti=1;
 vmc.bvol=75;
}
このように、vmc. を付けて書くことで子ムービークリップの設定が可能です。
VoiceMCゆらぎ の場合は親からオプション設定することをおすすめします。

VoiceMCゆらぎ を利用すると、voiceボタンによる音声のON/OFFにも対応できます。


次へ >>