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■コマ分け
この作業には Photoshop を使用します。
水平垂直で分断できる場合は長方形選択ツールで1コマを選択します。
斜めや複雑なコマ割の場合は多角形選択ツールを使います。
「編集→コピー」
「ファイル→新規」でそのままOK
「編集→ペースト」
「レイヤー→画像を統合」
これで1コマ分になりました。
基本的に、原画の1コマがHCの1コマになります。
非常にコマ分けしにくいようなコマ割の時は無理に分けずに使うのが良いと思います。
同時に見せた方が効果的な場合も分けずに使ったり、直前のコマを残したまま次のコマを表示します。
- 例
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部分的なアップだけのコマは、できる限り状況のわかるコマや表情も入れましょう。
1つの動作に対して視点を変えた複数のコマ表現の場合は同時に見せた方が良い場合があります。
psdファイルで作業中の絵を保存しておきます。
実際にフラッシュで使用する絵は、画像統合でレイヤーを1つにして、PNG形式でセーブします。
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name_001.png
name_002.png
name_003.png
name_004.png
:
というファイル名にします。
(name は漫画名を表す短い文字列です。作業効率を良くするために半角英数字を使いましょう)
1つのコマアニメに複数の元絵が必要な時は、
name_001.png
name_001_1.png
name_001_2.png
name_001_3.png
とします。
複雑な透明部分を含んだ絵を使用しなければならない時
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画像統合はせずに、透明部分付きのレイヤーを1つだけにします。
png でセーブしますが、セーブする際に「複製を保存」というチェックが付いているので、このチェックを外してからセーブします。
これで透明部分付きの pngファイルとして Flash で使用可能になります。

長方形以外のコマで、コマの外を透明にしなければならない時
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単純な形状の切り抜きが必要な場合は、透明部分付きの png を使わずにマスクレイヤーを利用します。
コマに枠線がある場合は枠線外を黒で塗りつぶしておくと重ね合わせた時にきれいに見えます。
マスクレイヤーの使い方は、Flash の help をご覧ください。
フルカラー原稿の場合
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色数の多い漫画の場合は jpg(JPEG)形式の方が良い場合があります。
私は最高画質の JPEG で保存したものを Flash で読み込み、画質 95 で使用しています。
JPEG の場合はある程度の高画質にしないと、ふきだし等の文字の周りが汚くなります。
注意:
最終的に画像のサイズは縦横共に偶数になるようにしてください。
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